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 ベテラン研修講師の独り言

<その3>それでも研修講師になりたい?

 

 研修講師になりたい?

 このコラムをお読みのあなた。あなたは研修講師になりたいと思っているはずだ。だってこのページをクリックされたのだから。

 

 また、すでに講師と独立している人もいるだろう。でも、考えてみてほしい。なぜ研修講師になりたいのか。なぜ研修講師になったのか?

・人前で話すのが好きだから
・自分の受けた研修の講師に感銘したから
・高収入が期待されそうだから
・先生と呼ばれるような立場なりたかった
・専門的な仕事をしたかった
・実力の世界で自らの能力を試したかった
・独立して仕事をしたかった
・自分でもできそうと思ったから


 決められた時間好き勝手に話し、時間がきたら去ってゆく。残業は一切なく、先生と敬意を払われ、先方の経費で全国を旅できる。職場の人間関係に煩わされることもなくノルマもない。仕事は体力が続く限り続けられる。自分のスケジュールも自分で決められるし、休みたい時は好きなだけ休むこともできる。


 他者から見れば研修講師という仕事はこのように見えるかもしれない。しかし、実際研修講師で食べていくのはそれほど楽なことではない。人が羨むような仕事でもない。というのもこの仕事、なんといっても体力が必要だ。一に体力、二に体力、三四がなくて五に体力、その次くらいに求められるのが知力だ。一日中立ったまま話をし、研修が終わればそそくさと次の会場へ飛行機や新幹線で移動する。忙しいときはこれが連日続く。


 それだけに研修が終わっただけで疲労困憊ぐったりしてしまう講師も多い。研修後、一緒になった講師を飲みに誘っても、疲れているという理由で断られてしまう。確かに人前で話しているときはあまり感じないが、終わった途端どっと疲れが噴き出てくる。一日中立って声を張り上げるわけだから、体力はかなり消耗する。自分で思っている以上に疲れているものだ。

 だからこの仕事、体力がなければ続かない。これは誰もが認めるところ。知力以上に体力がものを言う。しかも研修が続くと、夜ゆっくり昼間の疲れを癒すどころではない。月火は北海道で水木は鹿児島で金曜日は大阪などというのもある。研修が終わると大急ぎで空港に駆けつけ、夕飯は立ち食いそばで済まし、12時頃ホテルに着き、風呂に入って寝るだけなんていうのもめずらしいことではない。

 日曜日の研修はさすがに最近は少なくなってきた。だからといってゆっくり休養している暇もない。休みは休みで次の研修のテキストや資料を作ったり、出張中できなかった事務処理をしなければならない。

 まさに研修講師は肉体労働だ。知的でスマートな仕事とは程遠い。しかも体調を崩して入院でもすれば、その日から収入の道は途絶える。失業保険はもらえなし、もちろん退職金などない。なんら保障のないのがこの仕事。企業に勤めていれば給料日になれば嫌でも口座に給与が振り込まれる。安定した生活は保障される。

 

 このような保障を投げ打ってまで研修講師になりたい?

 


 それでも、研修講師・インストラクターはやりがいを感じられる仕事です。

 一般社団法人 人財開発支援協会では、食えるプロの研修講師になりたい人のために「研修講師育成講座」を開講しています。独立してから講師仲間作る機会にも恵まれています。ひとりぼっちで孤立しないためにもおすすめです。


 次回は、引き続き研修講師の実態に触れる「こんなストレスのたまる仕事はない?!」です。

© 2014 Toshiharu Amemiya

 


 

執筆者:雨宮 利春

 

(一社)人財開発支援協会 代表理事

 

1977年 青山学院大学経済学部卒 商社にて営業本部マネージャー等を歴任後、1989年 経営コンサルタント・研修インストラクターとして独立。 現在 コミュニケーション、対人折衝、クレーム対応、プレゼンテーション、リーダーシップ゚等の 技術指導で組織の人材開発を支援、各種企業団体等の教育研修事業・講演・ コンサルティング、 執筆等で活躍中。
2010年 一般社団法人 人財開発支援協会を設立、代表理事に就任。「研修講師育成講座」を開催するなど、後進の育成にも尽力している。
中小企業大学講師、一級販売士、産業カウンセラー
主要著書:「あいさつ上手になる本」、「パソコンプレゼンテーション入門」、「顧客を動かす『話す』 技術『聞く』技術」、「絶妙な『断り方』の技術」 、「絶妙な『クレーム対応』の技術」 、「だから、あなたの会社の『クレーム対応』は失敗する」他多数



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